「はじめまして!」と、#カヤマを構成する9枚 の1枚目の話。(American Footballについて)
はじめまして、カヤマです!
音楽と絵を描くこととクソコラ作りが趣味の18歳(♂)です。
今回は初投稿ということで、自己紹介代わりに #私を構成する9枚 と、その中のアルバム1枚について、少しお話しさせていただきます!
#私を構成する9枚 とは……?
『 #私を構成する9枚 』とは、1年ほど前にTwitterで流行したハッシュタグのひとつです。
自分の好きな音楽アルバム9枚のジャケットを並べた画像を、Twitterに投稿するというタグ。
「 9枚 」とは何とも絶妙な枚数で、その人の音楽趣味の核がはっきりと示される「 音楽人生の履歴書 」と言えるようなモノが出来上がります。
私はこのタグはとても画期的な発想だと思いますし、流行りの終わった今でも ″やる価値″ は非常に大きいでしょう。
そんなわけで、今更ながら僕もやってみました!
#カヤマを構成する9枚、見てください!
カヤマの #私を構成する9枚
1. American Football - American Football(1999年・アメリカ)
2. D'Angelo - Voodoo(2000年・アメリカ)
3. Emperor - Prometheus: The Discipline of Fire & Demise(2001年・ノルウェー)
4. Fennesz - Endless Summer(2001年・オーストリア)
5. King Crimson - Larks' Tongues In Aspic(1973年・イギリス)
6. LUNA SEA - STYLE(1996年・日本)
7. Misery Signals - Controller(2008年・アメリカ)
8. Pink Floyd - The Dark Side Of The Moon(1973年・イギリス)
9. Sleep - Dopesmoker(2003年・アメリカ)
今回はこの中の1枚目、『American Football - American Football』についてのレビューを書いてみました!
ではでは、ご覧ください!
1. American Football - American Football(1999年・アメリカ)
ジャンル:ポストロック/エモ/インディーロック
Apple Musicでのフルアルバム音源。Deluxe Editionのため、10曲目以降はボーナストラックです。
1曲目『Never Meant』のMV。
3曲目『Honestly?』のレーベル公式のストリーミング動画。
アメリカのポストロック/エモシーンを代表する多くのバンドで活動し、現在も複数のバンドを掛け持ちしながら精力的に音楽活動を続ける、
キンセラ兄弟率いるバンドの1stアルバム。
随所に変拍子を組み込みつつも、終始優しいタッチでそれを捌いていくリズム隊の演奏を土台に、
肩の力の抜けたゆる〜い歌声と、ツインギターの美しいアルペジオの絡みを見せていくのが中心の音楽性。
トランペットの演奏も数曲に入っていたりして、なんだかオシャレ。
歌モノと言っても、
「Aメロ・Bメロ・サビ」だとか「ヴァース・コーラス」だとかのように、曲の中に ″ハッキリとした盛り上がる場所の区切り″ は一切ナシ。
むしろどちらかと言えば、どの曲も無理に変化を求めずに、ヒートアップとクールダウンをゆったりと繰り返す作風で、アルバム1つを描き切ります。
一口に「 ポストロック 」というと、長時間に渡る実験的なノイズ・音響実験だとか、せわしないリズムでキメを連発するインストバンドだとかの、 ″意識の高い音楽″ を想像しがちですが、
このアルバムはそういった方面の要素も強く受けつつも、あくまでポップ。
何も考えずに聴いても「ワンパターンに聴こえるけれど気持ちいい。浸れる。」というような感触が得られるのですが、
一度耳をすまして聴き込むと、その構築美に驚かされます。
シンプル&ワンパターンな様でいて、「1曲単位でも、アルバム1枚単位でも、ダレること無く聴かせるためのペース配分」に非常に気配りされているんですよね。
だからと言って、無駄に力み過ぎない演奏の質感や抜けのいい音作りのおかげで、″マジメ過ぎる緊張感″ も全く無い。
全9曲・40分間、複雑に入り組んだ曲構成の中で、なだらかな緩急を付けつつも、キャッチーなメロディーをゆる〜く奏で続ける……。
そんなこの作品は、どこかの要素に注目して ″聴き込んでも″ 、何も考えずBGMとして ″聴き流しても″ 、どちらでも非常に手応えを感じられます。
また、曲同士の繋がりも、とてつもない程滑らか。
「アルバム最後の曲⇒最初の曲」の部分を含めた、全ての曲と曲の間で、
「あぁ、一曲聴き終わった。良い曲だった。」という ″余韻″ と、
「何となくココがクライマックスじゃない気がする。次の曲はもっと盛り上がりそうだ。」という ″ほんの少しの物足りなさ″ が生まれます。
こういった「美しいメロディでリスナーの耳を惹き付けながらも、あえてそこでキメきらず曖昧に濁す」手法の上手さは、ポストロック方面からの恩恵かも知れません。
この作品はある意味「いつ終わってもおかしくないし、逆にいつまで続いてもおかしくない。」と感じさせる、 ″″無限ループ構成のアルバム″″ なのです。
今まで「すごい!」と思わせてくれた音楽アルバムは数あれど、ここまで「気軽に聴き始められて、ずっと没頭していられる」アルバムはそうそうない。
僕にとってこれは、いつでもどこでもいつまでも楽しく聴き続けられる「最も肌に合うアルバム」のひとつです。
People In The Box、toe、the band apart、Tortoise、Mogwaiなどがお好きなポストロックファンの方々にはマスト。
そういった層には、既にお聴きの方もたくさんいらっしゃいそうですね。
それ以外にも、ジャズ系プログレやプログレメタルなどの ″繊細かつ技巧的な音楽″ 、
ニューウェーブやシューゲイザーなどの ″掴みどころがないがどこか優しげな音楽″ 、
アンビエントやチルアウトなどの ″ゆったりと空間を浄化する音楽″ 、
などの音楽がお好きな方にも強くお勧めします。
そういった知識や理屈も全部抜きで、ただ単に ″ゆるくてちょっとキレイめでオシャレなロック″ を求めて聴いても、十分に楽しめると思います。
程度の差はあれど、あらゆる方面の音楽ファンに訴える要素をどこかしこに持っていると思いますし、誰にでも自信を持ってお勧めできる作品です。
みんな、聴こうね!
あとがき
いかがでしたか?
初めて書いた音楽記事ということで拙い部分も多いですが、自分なりにひとつのアルバムに真剣に向き合って、文章を書き切れたと思います。
今後も様々な文体を試しつつ、たくさん記事を書いていこうと思いますので、何卒よろしくお願いいたします!
Writer:カヤマ
(Twitter:@KayamahMusic)
0コメント