Perfumeの3人に"If you wanna love me"って言われたい人生だった
はあ。。
ポリリズムがヒットした頃から熱心に聴き続けてきましたが、割と冗談抜きで最高傑作なんじゃないかと勝手に思ったりしてます。
今回収録されている曲は以下の通り。
M-1. If you wanna
M-2. Everyday
M-3. If you wanna -Original Instrumental-
M-4. Everyday -Original Instrumental-
表題曲+カップリング+インストという、いつもの構成。
ただ、個人的にこの表題曲「If you wanna」の破壊力が半端じゃなかったです。はい。
イントロはヤスタカのお家芸とも言えるような、3人の声をサンプリングしたものを組み合わせた不思議なサウンドを展開。そしてヴォーカル自体はアルバム『JPN』以降よく見られるようなほぼ生に近い歌声を意識させる、程よくエフェクトがかかったような印象。
歌詞もいつになくミニマルで、ほとんど"If you wanna love me"と"If you wanna kiss me"しか言ってない。この辺は「Spending all my time」を彷彿とさせたりしますね。
"願いを込めて / ちょっと気になってる"とか、"いつも見とれて / きっと信じてる"といった数少ない日本語のフレーズから、想いを寄せる人に「私のことを愛してもいいのよ」と投げかけているようないじらしさがあります。はい、ヤスタカの中に女の子が住んでいるのはファンにとっては常識です。
そんでもってサビ(だと思われる部分)がとにかくめちゃくちゃかっこいい。不規則なビートとタメがクセになります。ウァンウァンいってます。ウァンウァン?
EDM的な路線という点ではアルバム『Cosmic Explorer』からの潮流だと言えなくもないですが、このサビの独特な「ノリずらさ」は今までのPerfumeにはあまりなかったと思います。事実メンバーもサビのリズムが取りづらく感じ、踊るのに苦心したとか…。
しかし曲全体の流れは超シンプル。Aメロ→1サビ→Aメロ→2サビ。終わり。2分43秒しかありません。この長さが絶妙で、実際に聴いているとあっという間に終わってしまうので、何回でもリピートしたくなります。完全にヤスタカの手中って感じですね。いいんです。
そして曲の最後の「ううううう~♪」の後に微かに聞こえる吐息が美しすぎます。最後までチョコたっぷりですね。
さらに最も特筆すべき点としては、こんな変態曲なのにしっかりタイアップが付いたシングルのA面だということ。何を隠そうOra2とPerfumeのコラボCMソングです。どうなっちまってんだ…。
ただ、これだけでは終わりません。2曲目の「Everyday」もなかなかヤバいです。こちらもパナソニックとコラボしたキャンペーンソングだったりする訳ですが。こちらはよりノリやすくよりポップでかわいい曲になってます。
まず思ったのが、Aメロの3人それぞれの歌声が神々しすぎるということ。Perfumeって実はめちゃくちゃ歌が上手いんですよね。それがこの曲では特に際立っている気がしました。
トラックの作り込まれ方も相変わらず変態ですね。オリエンタルEDM(?)とでも言えるようなサウンド。結局この曲も変態じゃないですか。安定の変態シングルです。
サビも繰り返し系ですし、歌詞も"You make me happy everyday"なんてフレーズは「If you wanna」からの繋がりを何となく感じたり感じなかったりします。好き。
はあ。。。。
(文:おすしたべい子)
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